この記事では、ワーママ界のカリスマ的存在とも言えるVoicy人気パーソナリティー
ワーママはるさん初の本『やめる時間術』を読んで、私なりに感じたことをお伝えしていきたいと思います。
(2024/11/21 01:06:25時点 楽天市場調べ-詳細)
はじめに
本についてお伝えする前に私のはるさん歴について書きたいと思います。
2020年1月頃から、はるさんのVoicyを聞き始めて最新放送は、当日に聞くのが習慣化しており、過去放送も、何度も繰り返し聞いたりしています。
日常生活で悩んだ時には「はるさんなら、どう考えるだろう?」と思いを巡らせています。はるさんの活動を陰ながら全力で応援している根っからのサイレントリスナーの一人です。
https://twitter.com/inomi1313/status/1350682665049939981?s=20
本の概要
まず、この本は時間術系の本の中でも24時間を自由に使える人が書いたものではなくワーキングマザーという「時間に制約」がある人が書いたものです。
そのため、同じ境遇の方や介護中の方など何かしら理由があり、24時間すべてを自分の裁量権で使えない人にとってとても参考になると思います。
時間の見える化 → 引き算 → 足し算
ポイントなのは「引き算」からという点です。
人は現状を解決しようとすると時短グッズを買ってみたり時短料理を検索したりとにかく「足し算」しがちですが本書ではまず「引く」ことの重要性を説いています。
時間の財布
タイム・イズ・マネーと言いますがまさに本書でも時間をお金のように捉え「時間の財布」
という考え方をしようと書かれています。お金を家計簿で管理するように時間も把握するということです。
これを時間でも同じように行います。本書ではその具体的なテクニックについても詳しく記載されています。
一つの作業につき何分かかったかストップウォッチで計測することが大切ですと言われています。
ストップウォッチ…!おそらく「時間」について普段あまり考えを巡らせていない方にとってはなかなかのスパルタではないでしょうか…!
ちなみに私は自分時間を計測することが好きです。
たとえば、読書開始の時にApple Watchのストップウォッチでスタートして、終わった時に何分かかったかを見るという謎のクセの持ち主です。
家の中でもキッチン、洗面所、お手洗いなどついつい長居していまいがちな場所ごとにストップウォッチを貼っています。
https://twitter.com/inomi1313/status/1352960158658248705?s=20
子供がもう少し大きくなったら、はるさんがすすめている陰山時計を導入したいと思います。そんな私のことは置いておいて、本題に戻ります。
時間に成績をつける
ストップウォッチまで持ち出して見える化した時間を今度はどうするか。
時間を3つに分けます。
- 生活時間
- ルーチン時間
- 自分時間
やり方は人それぞれ、Excel、手帳、ふせんなど。私は2021年より愛用している自分軸手帳を使ってログをつけていくことにしました。
自分軸手帳は、はるさんをハブとするワーキングマザー・ファザーのコミュニティから誕生した手帳なので『やめる時間術』との相性抜群です。
その時間に対して、○△✕で成績をつけていきます。
3つの眼
タイムパフォーマンスを上げるためのテクニックが具体的に書かれています。特に印象的だったのは「3つの眼」を持つということです。
- 1日
- 1年後
- 10年後
やりたくないことリスト
いよいよ、本書のキモとなる「引き算」についてです。見える化した時間の中でどの時間を引き算したら良いか。まずは分けるために「3つのものさし」が紹介されています。
- 投資・消費・浪費
- 自分の時給
- コントロール可能か不可能か
そして、Not to do(やりたくないリスト)をつくります。
昨今、「やりたいこと100を書き出そう」とか「やりたいこと全部叶える!」的な
とにかく足して足して足しまくる風潮があるように感じるのですが、本書では、あくまでも
スタートは「引き算」からであると強く説いていらっしゃいます。
そう思うと、本書はまさにタイム・イズ・マネー!
時間をお金のように管理していくことで理想の人生に近づくための内容が盛りだくさんです。
しかも、それが24時間を好きに使える人ではなくワーキングマザーのように時間に制約がある人が行うからこそ「質が高い!」と感じました。
人は制約条件がある方がアイデアや行動に結びつくことがあると言われています。
まさに、24時間を好きに使えなくて時間が貴重であることをしみじみと体感してきた、はるさんだからこそ考え抜かれ徹底的に時間と向き合ってきたことがわかる一冊です。
ちなみに、私は子どもの寝かしつけでは子どもに全集中しなければならないと思い込みロックにかかっていました。
しかし、本書の中では子どもの寝かしつけでは片耳イヤホンで読書している時間を割り切ると書かれていて早速試してみました。
https://twitter.com/inomi1313/status/1352421700684574723?s=20
理想の24時間
足し算では理想の24時間の過ごし方を書いてみます。
- できない理由は無視する
- 24時間好きに使ってOKという前提
- 誰にも見せない
私も煩悩のままに理想の24時間を書き出してみました。
https://twitter.com/inomi1313/status/1352606027057774592?s=20
おわりに
本書の中ではるさんは言います。
人生について考えていないと理想の1日は書けない
まさに、時間とは人生なのです。
私は産後、何度も自分の時間について考えることがありました。育休復帰後、ワーキングマザーになってからは当時のはるさんと同じように時間に追われ、いつも焦燥感を持ちながら日々を過ごしていました。
そこから、はるさんの発信に出会ったり本を読んだり、他のワーキングマザーの方の
過ごし方を知ったりと、最近では少しずつワーママ筋力が付いてきたと実感しています。
時間という人生において大切な資本との向き合い方を考えさせられる濃い一冊となっています。
単なる時間術ではなく時間をコントロールすることで人生を主体的に生きていくための内容がはるさんの実体験に基づいてびっしりと書かれています。
読んだだけでも、時間への意識が変わりそうな上に本書にはいろいろなワークが盛り込まれているのでそれに実際に取り組み、試行錯誤することで時間の使い方、人生に対するマインドが変わると思います。
2021年のはじめにこの本に出会えてよかったです。
今年の年末、1年間を振り返った時…
- 今年は時間の使い方が少しうまくなったな
- 理想の人生に少しでも近付けたな
このように思えるよう実践していきたいと思います。